これは私がブルマーにめざめていくお話です
私は自分の邪悪な考えを実行に移すチャンスをうかが
っていた。
その日、下校時間が大幅に遅れていた。図工室で行わ
れていた委員会が終わったときには、もう冬の日暮れが
近づいていたと思う。
誰もいないガランとした教室にカバンをとりに戻った
とき、その邪悪な考えが頭をよぎった。
「今ならできるんじゃないか?‥‥‥N澤さんのブルマ
ー‥‥‥」
ブルマー妄想の悪魔が幼い私に囁きかけた瞬間だった。
我が母校では原則週末に体操服を持ち帰って洗濯する
ことになっていた。
平日は体操服袋に入れ廊下に並んだフックに掛けてお
く。
薄暗くなった廊下で左右を見回し誰も見ていないこと
を確認する。そしてゆっくりとN澤さんの体操服袋を探す。
「あった!これだ‥‥‥」
フックからはずし、そのまま私はトイレの個室に向か
った。
さすがに廊下で袋から取り出すのはマズい。
個室に入りカギをかける。ここなら大丈夫。鼓動が異
常に早くなっている‥‥‥。