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因業日記

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ブルマーにめざめる その11 ブルマー女装のはじまり

これは私がブルマーにめざめていくお話です

 
 ついに私はT田さんのブルマーを手にした。

 まず、表面をなでてみる。以前触れたN澤さんのブル
マーよりもなめらかな手触り。

 呼吸が荒くなってくる。

 次は匂い。ウエストの部分からかいでいく。これがT
田さんの匂いか。どんどん下がってついに股間へ。

 N澤さんのブルマー股間のような強い匂いはしなかっ
た。だが、ナイロンと洗剤とわずかな体臭が入り混じっ
た匂い。

「T田さん・・・」

 私は激しく勃起していた。こめかみの血管が怒張して
いるのがわかる。

 しばらくT田さんの匂いを味わったあと、私は自分の
ズボンと下着を脱いで、慎重にドアのフックにかけた。

 1年ちかくの間妄想しつづけてきたことを実行に移す
のだ。

 ゆっくりとT田さんのブルマーをはいてみた。
 
 女の子のブルマーが自分の下半身に入るかどうか不安
だったが、ブルマーはすんなりと私を包んでくれた。

 ウエストのゴムがしめつける。ギンギンに勃起したチ
●コにふれる柔らかなナイロンの感触。おもわずブルマ
の上からチ●コをさすってしまう。気持ちいい。

 「いま私はT田さんになっている」

 女性の衣服を身につけると性的な興奮がえられること
が初めてわかった瞬間だった。

 いま思えば「女の子になりたい」というオートガイネ
フィリア者の性向は、このときハッキリと自覚されたの
だ。

 どれぐらいの間、着用していただろうか。多分ごく短
い間だったのだろうが、それはなんとも甘美な時間だっ
た。

 「これを慎重に元に戻さなければ」

 我にかえった私はブルマーを脱いだ。脱いだときとて
も淋しかったのを憶えている。いつまでもこのブルマー
をはいていたいと強く思った。

 廊下のフックにT田さんの体操服袋を戻した。このま
ま持って帰りたかったが、そんなことをすれば騒ぎにな
るにきまっているし、T田さんがイヤな思いをすること
になる。

 絶対に盗んだりしてはいけない。私はそう自分に言い
聞かせて家路についた。

 誰にも見られてはいないようだった。
[ 2018/06/28 18:01 ] ブルマーにめざめる | TB(-) | CM(0)
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Author:hidehey
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軽度オートガイネフィリアの既婚者
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