これは私がブルマーにめざめていくお話です ブルマ、ブルマーについての記憶をさかのぼってみた
い。
ブルマーにはじめて性衝動を感じたのはとらえたのは
いつのことだっただろう。
もっとも幼かったのころの記憶は9歳のときのものだ。
私が通っていた小○校は女子の下半身体操服はなんと
「ちょうちんブルマー」だったのである。

当時としてもそんな前時代的なシロモノを使用して
いる学校はまわりになかった。
ただ我が母校は公立ながら地域の伝統校(その当時で
開校100年を過ぎていた)だったため、「ちょうちんブ
ルマー」を頑なに採用し続けていたのかもしれない。
「ちょうちんブルマー」にはなんら性的な衝動を感じ
ない私だったが、そんな10歳男児の身の上にバットで頭
をぶんなぐられる級の衝撃的なできごとが起こる。
そう、もうお察しのとおり。「ピッタリブルマー着用」
の転校生がやってくるのである。
小○校の体育の授業は男女合同、クラスの「もっさり
ちょうちん女子」の群れのなかで、ひとりだけ異彩を放
つ「ぴったり紺ブルマー」の転校生 N澤さん。
もう私の視線はN澤さんの下半身にクギづけで、頭のな
かでなにやら「シュー」という水蒸気の漏れるような音が
していた。
「シュー前もお尻も体の線がまるわかりじゃないかーシ
ューシュー」
そして胃の下の方からわきあがってくる何ともいえない
ゾワゾワとする感じ。なんだこれは!
これがまちがいなくブルマーに目覚めた瞬間だ。
もし N澤さんが転入していなかったら、こんなブルマー
妄想にとらわれた一生を過ごすことにならなかったかもし
れない。