今年の夏ももうそろそろ終わりですが・・・・・・
夏の思い出をひとつ
21歳のころ同い年の女性とつきあっていた。
看護師になるために地方から上京してきた人だった。
学校にも行かずフラフラとバイト生活をしていた私はよくその女性
のアパートに泊まった。
私も貧乏だったが、彼女も貧乏だった。
安アパートの部屋にはエアコンなんてものはなかった。
今では空調無しの生活なんか耐えられないだろうが、当時の安アパート
なんてそんなものだった。
それが当たり前だった。
今でもそのアパートで夏の夜、セックスしていたことを思い出す。
とにかく暑い。
暑いが、まだ若くてセックスに依存していた私はとにかくシテしまう。
彼女もよく応じてくれたものだ。
正常位で交わっていると、アゴの先から彼女の体の上に途切れること
なく汗がしたたり落ちる。
乳房の間に汗が池をつくっている。
全身がほんとうにヌルヌルする。
そうしているうちに、もう動物になったような感覚におちいってしまう。
激しく動いて果ててしまう。
いまではもうそんなケモノじみたセックスはとてもできない。
夏でも冬でも空調の効いた部屋でしかできない。
けれど本当ののセックスは汗まみれになって動物のようにするものなのか
もしれない。