これは私がブルマーにめざめていくお話です
N澤さんの紺ブルマーに対する関心と性的興奮につい
て自分なりに考えるという、私は気持ちの悪い小○生だ
った。
そこで一番不思議なのは、ブルマーをはいているN澤
さん本人にはあまり関心が向かないことだった。
N澤さんをカワイイと思ったことは一度もない。
「人よりもモノが好きなのはなんでだろう?なんで自
分はブルマーが好きなんだろう。これでいいのだろう
か‥‥‥」
さすがに9歳児童にはその理由はわからなかった。
しかし自分の性的嗜好がはっきりしている現在ならそ
のブルマーへの執着の根っこが理解できる。
日々女装している今なら、9歳の私にこう説明して
やるだろう。
”君は女の子の格好をすることに憧れてるんだ。女の
子の格好をすると興奮するんだよ。女の子の服が好きな
んだ”
オートガイネフィリアの端緒である。幼い私のなかに
すでに「女性になりたい」という欲望の芽が生まれてい
る。
ただそんな穏やかならぬ性的嗜好を内在させていると
も知らぬ幼い私は、ブルマーへの執着を止めることがで
きないまま、次の欲望にとらわれていくのだった。
「ブルマーをはきたい‥‥‥」
それは女の子になりたい私にとっては当然の願望だっ
た。