よく言われることですが・・・・・・。
女装の基本は「自分が好きな服」を着るのではなく、「自分
に似合うファッション」を選ぶこと。
まさにそのとおりなのですが・・・・・・。
葛藤もありますよね。まあ、外に出て完パスを目指すので
なければ、自分の好きな服を着ればいいっていう思いもあ
ります。
私はインドア女装なので、好きな服を着ていることが多いん
ですが、「女性らしくなりたい」という願望もあるので、「似合っ
て女性らしくみえる服」のことも考えたりします。
難しい。
「好きな服」と「似合う服」がピッタリ一致している、女装子さ
んを見ると、うらやましいですねえ。
「男の自分とは別の人格になりたい」という思いもあります。
以前、とある女装に関するルポルタージュ記事を読んでい
たら、「女装を始めるまでは、自分のことが大嫌いだったが
思い切って女装して、女性としての人格から、男の自分を
見つめ直すと、嫌いだった自分を許せるようになって、涙
が出てきた」という内容のものがあったんですね。
なんか、読んでて胸が苦しくてね。よくわかるっていうか。
男の自分のことが好きじゃない、というのはよくわかるんで・・・・・・。
女装して別の人格として、ホッとリラックスしながら、男の
自分を見ると「お前も、よく頑張ってるよ」と思えてくるから
不思議です。
そういう気持ちになるために、自分のことを許して、好きにな
るために女装しているのかもしれません。