本当に自分が好きなモノゴトについては他人には言いません。
同好の士と話しても、本当に好きなものに関しては最後の
最後のところでスレちがってしまうのがわかっているから。
そして、そのことが悲しいから。
例えば・・・・・・私は馬券は買いませんが、競馬が好きです。
でも、家人以外と競馬の話はしません。
まず、まあだいたい「馬券を買わない」ということからしてわかっ
てもらえないんです。一般的な競馬ファンには「ギャンブルじゃない
競馬のなにが楽しいの? 」と言われてしまいます・・・・・・。
でも、私は競馬が好きで、好きな馬もいますし、好きなジョッキー
もいる。レースのカケヒキを見るのが楽しい。強くなくても、個性派の
馬を追いかけてみたり・・・・・・
・・・・・・結局、みんな「自分がイチバン」って思ってるんです
よね。だから、人に何か言われると「ウーんそれは違うんじゃないのか
なあ」と思ってしまう。
「わかりあえる」ことはない。そこが悲しいし、メンドウくさいの
です。
だからブルマー好きだったり、女装好きだったりすることを他人に
言ったことはありません。
BBSなんかでブルマー好きどうしが「シャツ入れ」「シャツ出し」
「紺以外は認めない」とか自分の好きなことを言って、ケンカしてい
たりするのを見ると「なんだかな」という気がしてきます。
他人にわかってもらえると思うのでしょうか?
稀代の「足フェティシスト」大作家、谷崎潤一郎の短歌
我といふ 人の心はたゝひとり われより外に知る人はなし
そのとおりだと思います。やっぱり自分しかわからないんでしょう。