カンコー学生服でおなじみ、カンコーのブルマーです。
「カンコー」とは「菅公」つまり「菅原道真」からつけたブランドネームで、学生服なら「学問の神様、天神様」ということだそう。
素晴らしきブルマーデーターベース、「ぶるうぃき」によると「カンコー」について様々な情報が得られます。
カンコーと言えば。
日本中学校体育連盟の推奨品である「振JPO」のマークだけのモデルですね。
「なぜピッタリブルマーが急速に普及したのか?」について、メーカーサイドがこういう学校体育関連の団体に寄付をしていたから、だとも言われています。
推奨品の売上の一部が流れてくるために、学校はブルマーやジャージ、体育用品なんかを学校指定品として児童生徒の家庭に買わせていた、というからくりです。
この図式はたぶんブルマー廃止のときにもあったのではないかと推測しています。
さらにカンコーと言えば。
「キャッツアイ」ブランドを扱う会社が子会社だったこと。
「JOY-PARD(ジョイ・パード)」や「Hilandier(ハイランダー)」といったサブブランドでもブルマーを販売していたこと。
販路が違ったような気がします。
「カンコー」や「キャッツアイ」は学販用で学校指定のスポーツ用品店、文具店、学生服系の指定洋品店で扱っていましたが、JOY-PARD、Hilandierは衣料品を扱う大型スーパーや一般の大型洋品店で売られていました。
そしてサブブランドの製品はポリエステル一択で安価でした。
おそらくですが、そういった団体への寄付金代が含まれていない、という事情もあったでしょう。
カンコーのブルマーでポピュラーなのはポリ90%、綿10%の混紡生地のJP-590。
それをナイロンのオペロン生地をウエスト、脚グリに使用したJP-590N。
そして今回とりあげているJP-530でしょう。
JP-530にも前期型と後期型があり、同じポリエステル100%の生地ながら前期型は薄手で柔らかく、色もいわゆる濃紺でで1枚どり。
後期型は生地が硬く、色も緑色がかっており、股間合わせの2枚どりなのだそうです。
このあたりのことも「ぶるうぃき」で知りました。
ほんとうに復活してほしいです、ぶるうぃき。
さらに私が目にしたことですが、JP-530の初期にはナイロン製のモノもあったようです。
「振JPO」マークのブルマー採用校の動画でどう見てもナイロン製のものを見たことがあります。
あれがそうだったんじゃないかと。
残念ながら今回の「日光と~」の画像はブルータグの最後期型です。
確かに硬い。
でも「シメツケずき」の着用派には歓迎されるのではないでしょうか。