お盆ですが、台風がどうなるのか。心配です。
夏休みにあったことを思い出したので記しておきます。
高●2年の夏休み。夏休み中にも何日か部活動の日程があり、登校すること
になった。
午前中の2時間ほどで私の部活は終わり、購買の自販機で冷たいものでも買おうと、
渡り廊下を歩いていると、中庭のテニスコートで女子テニス部が練習していた。
‥‥‥ しかも全員ブルマーだった。
女子テニスにはクラスメイトのEさんがいた。しばらく練習を眺めていたが、
Eさんと目が合った瞬間に私は手を振ってみた。
Eさんも手を振り返してくれる。もう少し近くでブルマーを見たいという下心も
あって、私はテニスコートに近づいた。
どうやら口うるさい顧問の体育教師もいないらしい。
「あっついねー。こんな暑いのによくテニスできるね」
「もう、死にそうだよ。30分に一回水をガブガブ飲まないと死ぬね、死ぬ」
Eさんはさすがスポーツ娘。屈託がなくて話しやすい。
よし、Eさんに聞いてみよう。
「あのさ、なんでみんなブルマーなの?スコートじゃないの?」
「ああ、それはねー、スコート焼けするとあとで体育のときブルマーはくと
カッコ悪いから。ヒザから上だけ白いとダサくない?」
ああ。それでか。
それでこのような眼福が。
「下ジャージはけばイイんじゃない?」
心にもないことを言ってみる。
「バーカ、この暑さでジャージはいてたら確実に死ぬわ。アハハ」
答えに納得した私は、部活頑張ってね、と声をかけて、渡り廊下に戻った。
今思うとEさんはブルマー姿でいることをあまり恥かしがっていなかったと思う。
いい時代だった。