ブルマーをはくようになった私はどうしても女の子のはくような
パンティーズがほしくてたまらなくなった。
「同級生の女の子みたいになりたい」
そんなせつない思いをかかえて閉店間際の大型スーパーにやって
きた私は・・・・・・
女子ティーン向けの商品コーナーに突撃した私は、コットンのパ
ンティーズだけでも結構な種類があることにとまどった。
形、サイズ、そしてなによりプリントの柄にいろいろなキャラク
ターが使われていたりして。
オッサンになった今なら、まあ多少ドキドキはしながらもユック
リとショーツを吟味することができるのだが、14歳の少年には荷が
重い。
(とにかくコットン・・・。そしてカワイイの・・・)
キャラクターものは何かチャラチャラした感じがして嫌だった。
(どれにしようか。早くしなくちゃ・・・)
汗がワキの下から吹出しているのがわかる。緊張していた。
3枚の丸くたたまれた色違いの無地パンティーズがビニールで
パックされている商品をみつけた。
むき出しのパンティーズを手に持ってレジに向かうよりは、
ビニールパックの方がいくらか抵抗が少ない気がした。
私はそれを手に取り、サイズを確認するとレジをめざして歩きはじめた。
脚がふるえていたと思う。
誰か知り合いに見られていたりしないか、あたりを見回しながら、
フロアの中央にあるキャシャーにフラフラとたどりついた。
〜つづく