大型スーパーマーケットの肌着売場でそれとなくティーン向けの
コットンパンティーズを探していた。
あまり長時間、レディース下着売場に入込んでウロウロすることは
気がひけた。
サーッと通り抜けながらや中央の通路を通過しながら遠くから目的
のカワイイ、パンティーズを探す。
すると、さすが広いフロアを擁する大手スーパーマーケット、ティ
ーン向けのインナーやソックスをまとめて陳列しているコーナーがあ
るではないか。
私はそのコーナーを足早に通り過ぎながら、（ここに買いにくる
しかない）と決意を固めた。
そしてその日は何も買わず店を後にした。
偵察の日から数日が経ったある日、夜の9時前に「宿題やってた
らのノートが無くなったので買ってくる」と親に告げ、自転車にと
び乗りスーパーマーケットに向かった。
かなり離れた場所にあるスーパー、しかも閉店間際に時間をねら
って行けば、知合いに見られる可能性も少ないし、レジで待たずに
すむだろうと考えたのである。
予想通り閉店前の肌着フロアは閑散としていた。
もう腹をくくるしかない。私は一直線にティーン向け商品コーナー
に進んだ。
〜つづく
